川上未映子さんとお会いして



その、大阪弁話者だからこそカタチ作られたような独特の文体のリズム、テンポのよさに言い回し、独自の世界観をわかりやすい言葉に落としこんで伝えてくれる素敵な芥川賞作家、といえばおひとりしかいらっしゃいません。川上未映子さん。
 
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この度、西南学院大学で行われたこの講演会、その後半の対談コーナーに参加させて頂きました。(一応こちらの学院の高等部出身なんです)
 
 
ひとまわり以上、わたしとは年齢の離れた川上さんは本当に圧倒的に美しくて、まるで内側から少しずつ少しずつ、彼女自身の中に秘めた爛々とした淡い光を絶え間なく放っているようでした。よく使われる単語に落としこんで言うならば、オーラがすごいといった感じで、光が満ち満ちていて、見ているだけで眩しいようなそんな存在感を楽屋でも、壇上でも放っていました。
 
読書のたのしさと銘打ったその講演会で、川上さんは彼女自身の幼少期どんな子供だったからか、言葉にどんな風に関わってきたのかを丁寧に述べていました。文学ではなく、最も哲学に傾倒したという川上さんが、何故そこで哲学を選ばなかったのかという話等は非常に興味深く聞かせて頂きました。
文学にはこれが最適解だという正解を求める必要などなく、提示する必要などなく、そのあり方が良いのだと彼女は小気味良いテンポで美しく流れるように話していました。なるほど、彼女の本には解説がどれもついていない理由にも通じます。
 
 
後半、壇上でわたしは椅子に深く座り、割と緊張せずに会話や質問をさせていただきました。(実は足は震えていたけども)
 

川上作品の初期を見ていると、女であることに歯向かっているような彼女を垣間見ることができる気がしていたのですが、最近ではすっかりまるくなったというか、結婚し、母になったということがそりゃ一番の影響だとは思うのですが、いやまさか彼女が(作品を見ている中では)結婚出産をするとは思わなかった感じがしたわたしは、それはそれは正直に『女であることに降参してしまったのですか?』という質問を投げかけました。
 
なるほどそうきたか、と言って『にやり』と笑って答えてくださった川上さんは時にわたしを手でバシバシと叩きながら(ここで、あ、大阪っぽい!と妙な感動した)、それはねーやっぱりねー!と自分の考えてきた体験や経てきた感情を教えてくれました。
わたしは23歳なのですが、という言葉を添えての質問をしたので、川上さんは「あなたもね、産むと思うし結婚すると思うよ!うん、あなたはそうだね、うん、絶対するね!わたしにはわかる!」と未来予測してくれました。なんだか当たりそうな気がします。
詳しい内容や返答は講演会に来てくださった方々だけへの内容ということで、伏せさせて頂きますが、本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
 
 
講演会が始まる前に一時間ほど楽屋でガールズトークしていたこともあって、比較的打ち解けられた状況で話せた対談はスムーズに話すことができたような気がしますし、とても楽しかったです。
終わったあとも楽屋にて、サインを頂いたり穏やかな談笑タイムを過ごさせて頂きました。壇上でも楽屋でも川上さんは全く変わらず、むしろ楽屋では更にフレンドリーに接してくれて、こんな大人になりたいなあと素直に素直に憧れました。 
  


本当に素敵な時間を過ごさせて頂きました。
若い女の子はこんなことに気をつけてね、というアドバイスも沢山頂きました。
 
また必ずお会いしましょうね、という彼女の言葉を嬉しくしっかりと受け止めながら、今回こんなとても素敵な機会を頂いた先生や川上さん、そして何より来てくださった方々の皆様に深く感謝致します。有難うございました。
 
 
追伸
雨宮さんに会いに来たんです、といって握手と写真を求めてくれた女学生の方(赤いマフラーと茶色のブーツの)、もしこのブログを読んでいたらメールをフォームからくださるでしょうか?いただいた連絡先の紙を紛失してしまったようで、本当に本当に申し訳ありません…。