作家・ライター
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セブ島に2週間行ってきました、そこで初めて知ったこと

仕事で機会いただき、14日間フィリピン・セブ島に滞在していました。

 

初めてのセブ。

ひとりきりで長期間海外にいることは初めてじゃないけれど、結婚してからは初めてのちょっぴり長い海外。どことなく寂しく、だけども学びのある出張でした。

 

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フィリピンの首都であるマニラに行ったことはあるけれど、セブは初めて。リゾート地なので、日本でいうと沖縄に近い立ち位置でもあるんだけど、フィリピンでは2番目に大きな都市ということもあって、どこか大阪的な活気も。

 

その例え通り、「マニラ(首都)は苦手なんだよね。人が冷たいし」というようなことを言う人も多く、またマニラとは違う言語がメインの言語として使われています。(マニラはタガログ語、セブはビサヤ語)

物価は首都のマニラの方がちょっと高め。どこでも共通しているのは、英語が使われているということ。

 

 

ただし、もちろん例外も。

スラム街などでは、教育を受けていない人たちが多いので、英語は通じなかったりします。商売でちょっと使える人がいるかくらい。

 

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わたしはシンガポール出身なので、東南アジアは一通り行ったことがあるし、それなりに理解もあったつもりだけど、ちょっとここセブ島のアンバランスさには驚くこともありました。

裕福な層がタワーマンションを建てている一方で、スラム街の子供達はオムツを買うお金もなく、どうせ汚れるからと言うことで下半身は裸んぼのまま垂れ流し。それが奇妙に入り混じって構成された風景。

 

セブは今、まさに発展途上の真っ最中。さまざまな不均衡が、絶妙な加減で支え合って進んでいるような、不思議な街でした。

フィリピンはキリスト教が根強いこともあって、堕胎をするひとはほぼ皆無。そんなこともあって、子供達の数は異常なほど多いのです。そしてなぜか(これもキリスト教の影響かもしれないが)、高学歴な人たちでも避妊をあまりしない傾向にある。神のなすがまま。

だから、人口爆発が著しい。そしてストリートチルドレンの数もちょっと多すぎる。インドやラオスなどでも、こんなに多いのは見たことがありませんってレベル。

 

生活の成り立たない子供も多いようで、滞在中には子供に銃を突きつけられたりして金品を奪われたり、物乞いの子につきまとわれることもありました。今後、この国の子供達はどうなって、いくのだろう。

 

でも、それは海外ならどこでもある話。きちんと気をつけるべきことには気をつけ、危険を回避することを心がけていれば快適で、物価も安くてあたたかな良い場所です。私はどうしても一人で移動することが多く、ちょっと節約のために夜道を歩いてしまった部分もあるので、自業自得だと思っています。

(タクシー初乗りは日本円で80〜90円なので、ちゃんと乗れよって話なんですよね)

 

留学するのには本当にいい場所だと感じました。今回はそういう留学に関する取材だったので、近々それもまたお知らせできれば。

 

 

ありがたいことに継続的な仕事の話をいただいているので、今月も、来月も、再来月も、ずっと月の半分はセブ島に滞在します。

 

仕事でなければ、ここまでじっくり滞在することもないはずなので、有難い機会に感謝しながら色々なことを吸収していきたいです。

 

また、現地に住む日本人の方々とも出会い、驚くことや教えてもらうことが多々ありました。この話はまた次回。

 

セブ・マニラ フィリピン (タビトモ)

セブ・マニラ フィリピン (タビトモ)

 

 

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